こんにちわ(^^♪
医療ソーシャルワーカーの「たれめ」です!
今回はあなた自身の「原点」をともに探しましょう。
私ってソーシャルワーカー向いてないんでしょうか~😭毎日カンファに追われて…私、なんでソーシャルワーカーしているのかわからなくなってきちゃいました~!
あらら…。日々の業務に追われて、ソーシャルワーカーである「原点」がわからなくなってきたんですね。ソーシャルワーカーを目指した理由は何だったのですか?
ソ、ソーシャルワーカーを目指した理由なんてすごいものはありません。なんとなく流れで…。
それでは他のソーシャルワーカーさんはどうでしょうか?何かわかることがあるかもしれませんよ? 一緒にみていきしょう!!
はい!
この記事の対象者
・自身のSWとしての原点を振り返りたい人
・他のSWがどのようにして目指すようになったのか知りたい人
この記事で分かること
・全国調査の結果
・Twitterでの呼びかけの結果
・福祉を目指した時期
・影響を受けた人や環境
・振り返りの大切さ
公益財団法人社会福祉振興・試験センターの調査結果
まずは全国的な調査からみていきます。
公益財団法人社会福祉振興・試験センターの調査では、平成27年度に全国の社会福祉士26000名を対象として、アンケートを行っています。このなかから、「福祉・介護・医療分野で就労している有資格者の状況」から抜粋して紹介します。
- 資格を取得した動機
平成27年度社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士就労状況調査結果
「専門職としての知識・技術を得るため」という理由が76.9%と、群を抜いて多い結果ですね。
次いで「就職・転職に有利」が39.7%です。
資格取得の動機はわかりました。しかしソーシャルワーカーを目指すきっかけや動機は、もっと個人的な「思い」があるように感じます。
Twitterでの呼びかけ
そこでこのようなツイートをしてみることにしてみました!
Twitterを通して、ソーシャルワーカーであるフォロワーの皆さんとお話をするなかで分かったことがありましたので、まとめていきます。
対象は、RTやリプライでコメントをいただいた方のなかから、ソーシャルワーカーであり、本調査に同意をいただけた41名に私を加えた42名分の内容から、まとめさせていただきます。本格的な論文や調査ではありませんので、悪しからず(^^;)
福祉を目指した時期
まずは福祉を目指したまたは意識した時期をまとめてみました。
幼少期は、幼い頃から自身の置かれた環境から、社会に対して「違和感」を抱いた人や、医療や福祉が身近だった人がいました。
学生期では、45%と最も多く、多感な時期に人間関係に悩んだり、家族や友人の病気や障害、死といった体験をしている人がいました。また学生時代のボランティアや青年活動などを通して、素敵なソーシャルワーカーさんと出会うことで、自身も目指す人もいました。進路を考える時期に「社会福祉士」「精神保健福祉士」の存在を知り、資格をとれる大学や専門学校を目指すようになった人もいました。
青年期では、大学生のころ実習先での出会いやボランティア活動の経験で福祉の仕事を目指すようになった人がいました。
壮年期では、家族が病気になったことで、同じ苦しみを感じる人を救いたいという想いで、ソーシャルワーカーを目指した人もいらっしゃいました。
※幼少期:小学生まで 学生期:中学・高校生 青年期:専門学校・大学生 壮年期:25歳以上
福祉を意識したきっかけ
きっかけは、誰一人として同じものはなく、大変興味深いものでした。
42名分の内容から、上記の7項目に振り分けてみました。一人で2項目ある方も含まれます。
最も多かったのは「身近な人(家族や友人など)が病気や障害を持ち、社会への違和感を抱く」で33%でした。家族や友人が病気や障害をもったことで、「福祉」に関心を抱く方が多いようでした。
自分でできることをしたいと考えたり、うまく答えることができなかった悔しさから関わり方を学ぶようになっていく方もいました。
「ソーシャルワーカーに対する憧れ」は、21%です。
ソーシャルワーカーと関わることで憧れを持ったり、MSWって響きがかっこいい!と思ったり、安定した給料を求める人などがいました。
「その他」では、海外の留学経験から講師から日本の精神医療に関する課題を指摘されたことで日本の精神医療を何とかしたいと考えたかた。家族や周囲の人に認めてもらいやすい職業だから選んだという方もいました。
エピソードの紹介
Twitterでお話を聞いた方のうち、3名のエピソードを紹介します。
- 西浦愛由(にしうらあゆ)様 @ayu_yun0112
福祉を具体的に意識しはじめたのは、高校生のときですね。
職場体験に行った法人(現在の勤務先)で、障害福祉分野があることを知りました。
そもそも、私の原点って自分が脳性麻痺だってことに23年間気がつかなかったことからスタートするんです。
脳性麻痺だと確定診断を得られなかったことから、早期療育や福祉サービス利用につながらなかった。
じゃあ、自分がワーカーになって少しでも同じ思いをする家族やご本人さんを減らしたい。
そして、PSWを目指したのも、自身が大学在籍中に、うつ病になったからなんです。
- 🌛@ストレス・トラウマケア×社会福祉士 様 @tsuki_reseter
思えば小中校ですでに総合学習とかで福祉には関心があった。
でもきっかけは何となく入った高校のJRC部。その活動で知的障がいのある方のことが分からなくて、なら勉強しようと思った。あるとき県社協の人とフリーペーパーを作った。名刺に社会福祉士と書いてあって、あぁこれだ!と思った。
- TAKAHIRO@社会福祉士 様 @ta_hi_ro_30
福祉用具の営業1年目のとき、包括支援センターの社会福祉士に憧れてこの道に進む決心をしました。その社会福祉士は、本人・家族からの信頼が厚く、関係機関と常に協力しながら支援していたのが印象的です。それから一念発起し通信大学に入学。現在は憧れの社会福祉士と協働することも。感謝です。
協力していただいた方々を是非フォローお願いします(^^♪
影響を与えるのは「人」と「環境」
上に紹介したように、ソーシャルワーカーを目指すようになった理由は本当に多様です。
人生の数だけ、物語がありますね。
しかし皆さんのお話を聞いていくと、共通するものも見えてきました。
福祉を意識するきっかけ、つまりは人生を左右するような影響を及ぼすのは、「人」との出会い。特にソーシャルワーカーとの出会いが影響するようです。憧れを抱いてもらえるような存在の人って素晴らしいですね✨
また「人」以外に大きく影響するのは、その人が過ごしてきた「環境」。幼少期に自身や身近な人が受けた差別や人権侵害。または医療や福祉が身近であったことが、自然と福祉に興味を持ち、それを仕事にしたいと思うようになるようです。
👇ソーシャルワーカーのステップアップにおすすめ資格👇
あなたも振り返ってみよう
ここまで統計や聞き取りを通して、ソーシャルワーカーを目指した理由を紹介してきました。
また新人MSWさんの悩みに戻りましょう(^^)
どうでしたか?色んな理由がありましたね!
なんとなく決めてきたと思っていたけど、私も色々思い出しました~!子どものころにいじめや差別のある社会は「おかしいな」と感じていました。幼少期に感じたことが福祉を目指すようになった基盤になっていると思います。
そうだったんですね。子どものころに社会への違和感を抱いたことがきっかけとなって、自分でも何かしたいと思うようになったのでしょうか。
はい! 世の中を変えたいなんて大きなことはできないかもしれないけど。差別やいじめ、権利を守られていない人を自分の周りの人だけでも助けたい。そう思っていました。自分の福祉観を見つめなおすことができました!この仕事を通して、目の前の患者さんの支援に取り組みたいです!!
うんうん!素晴らしい考えだね!君ならやれますよ!僕も応援します!
まとめ
いかがだったでしょうか?
日々業務に追われていると、自身の大切なことが忘れてしまいがちですよね。
一度自身がその業務に就いたきっかけやその時に感じた思いを振り返ってみましょう。
恥ずかしいことはありません。
理由が「かっこよさそう!」「給料がよさそう!」でも構いません。
自身が大切にしている価値観を見つめることが大事。あなたの強みともいえます。
また仕事をするなかで変わっていく価値観もあります。
患者さん(利用者さん)に感謝されることでやりがいを感じることもありますよね。
あなたのなかのブレない「信念」は何でしょう?
自分を見つめなおすことで、大切なものが見えてきますよ(^^♪
是非、この機会に一度お試しください!
たれめ
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